皆さん、こんにちわ。
今回は、近江商人の心得である三方良しについて説明します。
三方良しとは
三方良しとは、「買い手良し」「売り手良し」「世間良し」の3つの良しの沿ってできることが良い商売であると言った近江商人の心得です。
言葉の通り、自分も相手も得をしなおかつ、世間体も良い関係を目指すことで良い商売ができることです。
現代で言うなら、WIN-WIN-WINの関係といったところでしょうか。
伊藤忠商事はじめ、様々な企業でも自社の経営理念として取り上げています。
八百屋で原価80円のりんごを購入することを例に挙げましょう。
りんご1個1000円で売った場合
(八百屋)
りんご1個1000円で売るよ
(お客)
高すぎない!?
買い手は高い利益を得ることができますが、売り手は見合わない金額を売られ、売り手は損したと感じます。
りんご1個60円で売った場合
(お客)
りんご1個60円!? 買いわね。
(八百屋)
60円だと赤字だけど、仕方ないなぁ。
売り手は安い金額で購入できるため得をしましたが、買い手は原価割れで売るため、買い手は損してしまします。
りんご1個120円だが、人体に影響がある農薬で育ったりんごを売った場合
(八百屋)
りんご1個120円で売るよ
(お客)
安いわね。 買おうかしら。
(科学者)
これ、毒りんごですね。 食べないほうがいいわ。
買い手・売り手ともに納得して売買したが、購入したりんごは後に人体に影響があることが発覚・発売停止となり、りんごを売買することが出来なくなってしまった。
このように、どれか1つが欠けしまうと良い商売ができません。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は近江商人の心得「三方良し」を説明しました。
三方良しでは、「買い手良し」「売り手良し」「世間良し」を心得ことで良い商売ができます。
三方良しの考え方は、現代の商売においてもどの業界・どの業種にも当てはまる心得です。
知っておいて損はないでしょう。
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