いきなりですが、VUCAという言葉ご存知ですか?
要約すると、幸先が不透明な世の中で注目されているビジネス用語です。
今回は、VUCAについての説明を掘り下げていきます。
VUCAについて
VUCA(ブカ)とは、社会やビジネスにおいて将来の予測が困難担っている状態を示す造語です。
各々以下の頭文字を取って作られています。
- V:Volatility(変動性)
- U:Uncertainty(不確実性)
- C:Complexity(複雑性)
- A:Ambiguity(曖昧性)
今の社会、テクノロジーの発達により様々な分野で影響を与えています。
特にIT分野では、AI技術の目まぐるしい進歩やドローンの登場、IoT家電の台頭などこの10年間で大きく変化してきました。
企業の方針もこれまでの正解がある課題を忠実にこなすような働き方から、VUCA時代の正解が見えない中で正解を導き出す人物を求められるようになってきました。
VUCAで求められるスキル
VUCA時代では次のスキルが求められています。
- 短い時間で成果を導き出す力
- 正解のない問いに正解を導き出す力
- 多種多様なメンバをまとめるリーダシップ
- モノの本質を見抜き最善な選択を行う力
- あらゆるところにアンテナを張り巡らせる情報収集力
- 時代に対応する力
短い時間で成果を導き出す力
これまでの働き方は、課題を解決するまで残業をこなすことが一般的でした。
むしろ、仕事ができる人ほど残業をするとの考えもあるほどでした。
しかし、成果で評価する働き方では、いかに早く仕事をこなし、成果を出すことができるかが重要となります。
そのため、短い期間で成果を導き出すためにも「生産力」をあげるスキルが必要となります。
正解のない問いに正解を導き出す力
これまでは、すでに正解のある仕事に対し淡々とこなすことで業務を行ってきました。
しかしVUCA時代では、幸先が不透明な世の中で成果を導き出すかが必要となります。
そのため、自ら行動し自ら正解を導き出す「問題解決力」のスキルが必要となります。
多種多様なメンバをまとめるリーダシップ
これまでは、部下を育てつつ業務をこなすとの流れが一般的でしたため、ある程度同じ考え方で業務を行ってきました。
VUCA時代からは、メンバの多様化により様々な価値観の中で業務をこなすことが一般的となります。
そのため、多様化の中で新たな発送を創り出すための「リーダシップ」のスキルが必要となります。
モノの本質を見抜き最善な選択を行う力
これまでは、必要なものだけで業務を行うことができました。
これからは、なにを求めているか、何が必要かを考え常に最善な選択を行う必要があります。
そのため、本質を見抜く「洞察力」のスキルが必要となります。
あらゆるところにアンテナを張り巡らせる情報収集力
幸先が見えない世の中であるこそ、様々な事に対し常に情報を張り巡らせる必要があります。
特にテクノロジーの分野では目まぐるしく進化しています。そして、進化とともに淘汰していく技術もあります。
そのため、最新技術を学ぶことで今後何が求められるかを見抜く「情報収集力」のスキルが必要となります。
時代に対応する力
VUCA時代では、これまでの考え方は通用しなくなります。
変化に適応するためには、形にとらわれない解決法を持つことが大切となります。
そのため、変化に合わせた行動を行うための「適応力」のスキルが必要となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
幸先の見えないVUCA時代において受動的な考え方・行動は、いずれ必要のない人物として淘汰されます。
本章で説明したスキルはいずれも主体的に動くことで得られるスキルばかりです。
まずは意識から変えていき、徐々に行動に移すことでVUCA時代でも生き残れる人材・必要とされる人物になると思います。
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