9ヶ月間いろんな投資をしてみた 後編

投資

前編では、「投資信託による投資」、「高配当株投資」、「株主優待投資」について感想を書きました。

後編では、次について感想を書いていきます。

グロース株投資
IPO株投資
米国株投資

投資手法紹介

グロース株投資

特徴

将来の成長性に期待した株投資を言います。
グロース株投資では、株価が購入時よりも高く変動したときに売払うことで利益を得ます。

メリット

① 短期間で大きな収益を得ることが可能

  成長率が大きい株であれば短期的でも大きな利益を得ることができます。
  中には、エムスリー(下図)のようにテンバガーと呼ばれる株価が10倍に上昇する株も
  あります。

チャート画像
出典:Yahoo!ファイナンス – エムスリーの株価推移

デメリット

① 業績によって株価が大きく変動する

  企業の業績が悪化すると株価への影響が大きく出ることです。
 そのため、購入時よりも大きく株価を下げる可能性があります。

② 配当金は期待できない

  グロース株として期待されている株は、小型・中型株が大半です。

 そのため、配当金はあまり期待できません

感想

株価推移を予測した投資法となるため、ある程度の知識・経験がないと手を出すのはリスクがあるのではと思います。

特に、政治的な変更や企業の不祥事等世間を賑わす発表をするたびに乱高下するため、少なくとも、世間の情勢・企業の経営状態を把握し、株購入・売却に関して自分だけのルール(株価成長率○○%達成で売却、○○%以下で売却等)を決めてから購入することをおすすめします。

IPO株投資

特徴

IPOとは、Initial Public Offeringの略称で、新規公開株や新規上場株式と表現します。
IPOでは、未上場の企業が新規に株式を取引所に上場し、投資家に売買できるようにすることで、広く資金を募ることができます。

IPO投資では、これから上場する株を上場前に購入し、上場後すぐに売ることで利益を得る方法です。

IPO株投資を行う際、参加者は以下の流れに沿って参加します。

メリット

① 大きな収益を得る可能性が高い

  過去のIPO投資の企業にて、下図の通り高い確率で収益を得る可能性があります

  今年のIPOにて1回の購入で最大63万円の利益を上げる株も存在しています。

出典:IPO初値上昇ランキング(2020年版) – 価格.com

デメリット

① 抽選での倍率が高い

 証券会社によって保有している株が限られており、株数に対しての参加人数がもの
 すごく多いです。

 そのため、当選確率がかなり低いです。

  参加されるのであれば、上場予定の会社を支援する業務を行う証券会社(主幹事や幹
  事と呼ばれます)を含めた複数の証券会社から参加するなど、当選確率を上げること
  が大事になります。

② 必ずしも利益が出るとは限らない

 IPO投資では、あくまでも発行価格に対し初値が上回った場合に利益として得ること
  ができます。

 そのため、発行価格を下回った場合は損益となるため必ずしも利益が出るとは限りま
 せん

感想

IPO投資は『無料の宝くじ』と例えられる通り抽選にハズレても金銭的に失うことはありませんが、抽選倍率の驚異的な高さからなかなか当選しません。

私も楽天証券にて3ヶ月ほど参加しましたが、とにかく抽選に当選しないというのが感想です。

もし挑戦されるのであれば、複数の証券会社から応募するなど当選倍率を上げた後行ったほうが良いかもしれません。

米国株投資

特徴

名前の通り米国株に投資する方法です。

GAFAMやコカ・コーラなど知名度の高い企業も米国株にて購入が可能です。

メリット

① 1株単位で購入が可能

日本株の場合100株単位での購入が一般的です。

しかし、米国株では1株単位から購入が可能となるため、少額での購入が可能です。

※ネオモバ証券やLINE証券では日本株では1株単位での購入が可能です。

② 年間で4回配当が行われる。

日本株の場合、年間2回の配当が一般的です。

しかし、米国株では年間4回の配当でより短期的に収益を得ることができます

デメリット

① 二重課税が発生する

米国株から利益を受け取る際、現地で10%の課税を受けた後、日本で20.315%の課税を受けます

ただし、確定申告にて外国税額控除を受けることで二重にかかった税金の還元が可能です。

出典:ダイヤモンドオンライン – 確定申告で「外国税額控除」を受けて、
払いすぎた税金を取り戻す方法をわかりやすく解説!

② 為替リスクがある

 当然ですが、米国株はドルにて売買が行われます。

 株価により利益を上げたとしても為替差異によって日本円へ換算の際、あまり利益
  を挙げられない可能性もあります。

③ 値幅制限がない

  日本株では株価の異常な暴騰・暴落を防ぐため値幅制限が儲けられていますが、
 国市場では値幅制限がありません

 短期間で利益を得るが可能ですが、損失も大きくなる可能もあります。

 そのため、ハイリスクハイリターンの投資法とも言えます。

感想

円からドルに為替が必要なものの、1株単位で購入できるのは購入しやすいと感じました。

また、タイミングが大事となりますが円高のときにドル換算しておき円安のタイミングで円換算することで、より利益を上げれるのも米国株の醍醐味かと思います。

近年では米国株の成長が著しいため、この流れに乗って購入は一つの手かとは思いますが、二重課税の対応は忘れずに行いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した投資法はいずれも元本割れの可能性があります。

これから投資を始めようとする人は、元本割れのリスクも踏まえ自己責任で投資をお願いします。

今後の方針として、積立による投資信託をベースとして、余剰金があれば株式投資を行いたいと思います。

今の時期、コロナウイルスによる影響に加え日本・米国での政権交代等で更に混沌としてきつつあります。

その中で、今後成長もしくは維持が期待できる企業を見抜く力が必要になるのではと思います。

 

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